# by shibata-kz | 2010-10-29 16:23 | 日記・雑感
出版業界の少々悲しい話題を二つ
①「最後のパレード」という東京ディズニーランドでの話を集めた本がベストセラーになり→盗作騒動に発展し→回収となった件。(サンクチュアリ・パブリッシング)
(回収は、私の行った店の一つでは、行なわれていませんでした)
売った方が勝ち?なんでしょうか?かなり売れたようです。書店も売れたらもうけ?
ともあれ、この会社、いい本も出すし、出版の狙いが鋭いだけに残念でした。東京ディズニーランドに来る客の数だけマーケットがあり、売れそうです、確かに。かつ心温まる話だからこそ余計です。善意の悪用?
②「不正流用は9億円」というニュースは、あの話題の出版社、幻冬舎の元社員。しかし約8年間で9億円を盗んでいたというのも異常な話。1年に1億円以上。どうして発覚しなかったのか不思議です。
もっとも「ほんの木」から見ると、雲の上の問題です。こんな金自体が見たこともないからです。売れたこともないですし。
①と②、それにしてもやることがどんぶりの出版なのか?出版というビジネスがどんぶりなのか?汗水たらして良書を出版する小さな色々な出版社は、みんなきっとため息が出る、にがにがしい話ではあります。
悪い意味での「犯罪的どんぐりの背比べ」ならぬ、いい加減という意味も含めて「出版どんぶりの背比べ」のような事件です。